*SAKULIFE*

音楽と桜とミルクティーが好きな社会人が、日々の想い出やお気に入りをしまっておく宝箱。

空の狭さを知る人よ。

最近、金曜日の夜はついつい途中下車して心斎橋筋を歩いて帰ってしまう。
心斎橋筋のお店は比較的開いている。

すっかり日が長くなった。
19時前でも空が明るくて驚き。

心斎橋筋商店街内の横断歩道を渡るときにふと横を向いたら、路地の向こう側に見える空があまりにも美しくて、思わず写真撮った。(映えないので省略)

その後道頓堀を通ったから、写真撮った。


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都会の空は狭い。
もっと高いところからこの空を見下ろしたかったな。

ふと振り向いたら反対側もっとすごかった。


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こっちが西側なのか。
空が燃えている。

こんなにも空が美しいのに、空を見ている人はわたし以外誰もいなくて、わたしは都会では暮らせないな、と思った。

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また6月にもWebプレゼンやることになって、今回は当日までに少し時間的な余裕があるから、担当の代表の方を回って内容を確認してもらっている。

色々依頼も入ってきたりこちらから依頼したりでプチ忙しい。
でもそっちの方がわたしの性には合ってる気がする。

今回のWebプレゼン、同じ商品で方向性をAパターン・Bパターンで分けることになりそう。

Aの要素とBの要素は相反するけど、どちらも商品の魅力。
Aの要素を伝えるためにはBの要素を削らないといけない。
しかし、Aパターンだと響かないけどBパターンなら響く人がいる可能性が出てきた。
Bパターンが響く人はターゲットが明確に絞れる。
そこで、Bパターンも作ることになった。

プレゼンは軸を1本に絞らないと伝えたいことが伝わらなくなる。

人は「削る」という選択がなかなかできない。

でも、本当に伝えるために必要なのは「盛る」ことではなく「削る」ことだ。

言いたいことを全部言うだけのプレゼンは、プレゼンターの自己満足にしかならず、伝わらない。

わたしの会社の商品は、例えるなら焼き魚とハンバーグとエビチリが入ったお弁当みたいな商品。
和食、洋食、中華を一皿で全部楽しめる。

それは一見いいようでいて、売る側からしたら大変だ。
「和食が食べたい」
という人に、洋食と中華の話もしないといけないから。

他社は焼き魚は焼き魚、ハンバーグはハンバーグ、エビチリはエビチリで商品を分けている会社もあって、賢いなと思う。

この和洋折衷のお弁当の魅力を伝えようとする時、一度に
「焼き魚とハンバーグとエビチリの魅力」
を伝えようとすると、軸がぶれる。

聞いた人は
「結局なんだっけ?焼き魚とミートボールと麻婆豆腐だっけ?」
ってなる。

本当は、焼き魚は焼き魚、ハンバーグはハンバーグで日を分けた方がいい。

でも、人は「削る」ことができないから、
「全部言って伝わらないリスク」よりも、
「ハンバーグを削ってハンバーグを気に入ってくれるかもしれない人への機会費用損失リスク」
を気にして全部言う。

そして失敗する。

ただ、わたしもすべての担当先に焼き魚編ハンバーグ編エビチリ編と三部作で訪問することはできないので、
「気に入ったところだけまず覚えて使ってみてください」
と最後に伝えることにしている。

焼き魚でもハンバーグでもエビチリでも、まずは気に入ったところから、和洋折衷のお弁当に触れてみてほしいのだ。

話をAパターンとBパターンに分けた話に戻すと、今回は、
Aパターンが響かない人=Bパターンが響くかもしれない人
のターゲットが明確だったから、分けることになった。

他のプレゼンだったら、相手が求めるものが焼き魚なのか、ハンバーグなのか、エビチリなのか分からないことの方が多い。
だから全部伝えきらないといけなくなる。

でも、情報過多でわからん。となる人もいるから難しい。

限られた時間の中で、何か一つでも頭に残るものを伝える。

それがわたしの仕事だと思っている。

今でも思い出す。
わたしがこの仕事に就きたいと思うきっかけになった方のプレゼンの時のフレーズ。

あんな風に、心に長く残る言葉をわたしも伝えられたらいいな、と思う。