歳を重ねると、好きな色がすこしずつ増えていく。
日々のコーディネートを決めるとき、わたしは
- 色は2色、多くても3色
- バッグ、靴、髪飾りの色をそろえる
というのをマイルールにしている。
新しい色のバッグを新調すると、同じ色の靴も買いたくなってしまうので、これまであまり冒険した色は買ってこなかった。
結果的に、わたしのクローゼットは、ピンクとネイビー、そして黒、白、グレーといったモノトーンを中心に並んでいる。
そんな中、最近はすこしずつ使う色を増やしている。
数年前にボルドーが好きになり、その時にボルドーのバッグとパンプスを買った。
昨夏、パーソナルカラー診断を受けてブルベ夏と判明したので、アイスブルーに挑戦するようになった。
そして最近、お気に入りなのが、くすみブルー。
くすみ色、流行を超えて、市民権を得た気がする。
くすみピンクも好き。
少し前まで髪色もダスティピンクにしていた。
気づけば、仕事で愛用しているスケジュール帳と名刺入れもくすみブルーだ。
くすみブルーというか、ブルーグレーというか。
仕事用の持ち物はこれまでネイビーやグレー、黒で統一していたのだけれど、今の会社に入って3年経ったということもあり、少しずつ持ち物の自由度が高まってきている。
スケジュール帳は毎年同じシリーズのデザイン違いを使っていて、今年の新色がこの色だったので挑戦してみた。
とてもかわいい。
名刺入れは、前にもアップしたけれど、8月の転勤時に大阪の営業部からお餞別でいただいたもの。
とてもお気に入り。
取り出す度に心が躍る。
仕事用のiPhoneケースもブルー系だ。
モネの睡蓮のiPhoneケース。
これもアップしたことがあると思う。
とてもお気に入り。
使い始めて1年ほどになるだろうか、年季が入ってきている。
いちばん好きな色はずっとピンクなので、お財布や私用携帯はローズピンクのものを使っている。
メインで使うものはピンクじゃないと気が済まないのである。
仕事用は2番目に好きな色を使えるので、自由度が高くて選ぶのも楽しい。
人生も、1番を目指すより、永遠のNo.2くらいでいたほうが楽しいのかもしれない。
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先日、仕事帰りになんとなくお買い物に立ち寄り、黙々とエスカレーターを上っていた時、エスカレーター脇の店舗のガラスの向こうに展示されたバッグに一瞬で目を奪われた。
それが、くすみブルーのバッグだった。
その日は決断しかねてひとまず持ち帰り、家に帰ってネットショップで同じバッグを検索した。
アンティークブルー。
くすみブルーにそんなおしゃれな名前が与えられていることに衝撃を受けた。
かわいい。
ほしい。
買う。
翌日。
わたしはうれしさ半分、売り切れていたらどうしようという不安半分で昨日のお店に向かった。
バッグは、昨日と同じ場所にあった。
しかし、昨日見たときよりもブルーの色味がグレーっぽい気がして、ちょっと思てたんと違う状態になった。
しかも、手前に、淡い水色にパールを混ぜたかのようなカラーの色違いも展示されていた。
こんな色、昨日あったっけか。
ちょっと考えたくなり、同じ階の別のお店を見ながら意味もなく一周する。
すると。
バッグの向かいのお店で、今度はとてつもなくかわいいくすみブルーのワンピースを見つけてしまった。
襟、肩の部分に大きなラッフルがついている。
かわいい。
このワンピース、あのバッグに合わせたら絶対かわいい。
つい試着してしまった。
かわいい。
ほしい。
買う。
この時点で、ワンピースとバッグを合わせて買うことを心に決めてしまった。
しかし、ワンピースを買った足でそのまま向かいのお店でバッグを買うのは何だか気恥ずかしく、ワンピースを買ったお店からはわたしの姿が見えないように、棚に隠れてお店に入った。
バッグの方のお店では会話が弾み、向かいのお店のマネキンが着ているワンピースを買ったと話してしまった。
すると、店員さんも
「あのワンピースかわいいな~と思って見てました!」
とおっしゃっていた。
やっぱり、このブランドが好きな方はあのワンピースがお気に入りになるのかな、と思った。
心躍りながら帰宅。
ワンピースとバッグを持って出かけられる日が待ち遠しい。