*SAKULIFE*

音楽と桜とミルクティーが好きな社会人が、日々の想い出やお気に入りをしまっておく宝箱。

『オペラ座の怪人』


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2021.12.18(Sat)
劇団四季
オペラ座の怪人
at JR東日本四季劇場[秋]

観劇してきました!

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大好きな『オペラ座の怪人』。
ロンドンで初めて観劇して以来、その魅力の虜となり、ロンドンで2回、ニューヨークで1回観劇した作品です!

世界観と音楽が大好きで、映画版も、ロイヤルアルバートホールでの公演版も何度も観ています。

ついに劇団四季版を観劇することができました!!!


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劇団四季の『オペラ座の怪人』は凄いらしい。”

というキャッチコピーはあまりに有名ですが、ロンドンやニューヨークで観た世界をそのまま日本に持ってきたかのようで素晴らしかったです。
(ロンドンとニューヨークの細かい演出はそんなに細かく覚えられていませんが…)

シャンデリア

わたしが『オペラ座の怪人』の虜になった最大の要因は、シャンデリアです。

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開演前のシャンデリア。

初めてロンドンで観劇したとき、オープニングのシャンデリアの演出を観て度肝を抜かれました。
あれだけ感動した舞台って、なかなかないかもしれません。

しかし、席が1階の後方だったので、2階席に隠れてシャンデリアの行方が見えず。
それが心残りで、ロンドンで2回観たんです。
2回目は、2階席で。
シャンデリアがよく見えるように。
(しかも、チケットボックスで「もう席ないよ!」って言われたのに「あった!」って言われたチケットで、2階席のすごく前の方でした)

今回も、シャンデリアはあるらしいと聞いていたので、2階席を取りました。
舞台の上の方にいる人(オークションの人とか、マスカレードに乱入するファントムとか)は見切れてしまってましたが、上手下手に移動するファントムや、シャンデリアは全部観られたので、わたしはやっぱり上から観る『オペラ座の怪人』が好きです。

オープニングでシャンデリアがどんごらどんごら上がっていく姿を観られただけで大満足。
音楽もあいまって泣きます。

先日、たまたまWOWOWで映画版が放送されていたのでまた観ていたのですが、シャンデリアがどんごらどんごら上がっていくのと同時に、モノクロだった世界に色が満ちていき、物語の本編に入っていく演出はとても美しいな、とあらためて思いました。

そして、それは映画版だけでなく舞台版でも表現されている。美しかったです。

言語

今回、観劇して初めて気づいたのですが、わたし、初めて日本語で『オペラ座の怪人』を観ました。

ロンドンとニューヨークはもちろん英語ですし、映画も舞台の映像も字幕で観ていたので…。

世界観と音楽が大好きで、ストーリーの理解は二の次だったのですが、今回初めて日本語で観劇して、ストーリーの解像度が上がりました…。笑

おさるのオルゴールの曲、なぜ、「MASQUERADE」なのかずっと不思議だったんです。

最後におさるのオルゴールを聴きながら、ファントムが「MASQUERADE」を歌っているときに、初めて気づきました。
あぁ、「MASQUERADE」は、ファントムの心の内をも描いていた楽曲だったのか、と…。

これも、日本語だからこそ感じることのできた部分でした。

世界観

オペラ座の怪人』の魅力は世界観です。

クリスティーヌがファントムに誘われて、初めて地下へと下りていくシーンは大好き。
ここだけ映画版を100回は観ました。笑
テーマソングなのもいいです。

パリのオペラ座の地下、どうなってんねん!
誰が作ったんや!と思いますが、そんなことは突っ込んではいけません。
華やかな舞台の地下に、船に乗らないとたどり着けない暗い暗い地下がある、そのコントラストと世界観が美しいのです。

しかし、ここに住むファントム、冬はとっても寒いだろうなぁ…。

「MASQUERADE」も華やかで美しくて大好き。

音楽

音楽もすべてが素晴らしいです。
全曲好き。

最初にオークションにかけられていたポスターの作品「ハンニバル」は、最初に登場してたんですね…!(遅い)

ほんと全曲素晴らしいです。

カルロッタとクリスティーヌは対極の歌声の持ち主だと思っていたのですが、今日のクリスティーヌさんもとてもパワフルでした。

東京は生オーケストラということで!
生で聴けてうれしかったです~!!!

マダム・ジリー

日本語で聴けたことによって、マダム・ジリーの良心もより伝わってきました😿
マダム・ジリー美しかったです。

そしてクリスティーヌの友達の金髪の子がマダム・ジリーの娘だったなんて!
これは観ててもわからなかった!調べてて知った!笑

金髪の子は、最後に椅子の布をめくる係でもあるし、重要な役どころ。

ストーリー

ファントム、クリスティーヌ、ラウルの3人がメインキャストですが、誰にも共感することは難しい作品だな、と思います。

ファントムはひと殺してるし、ラウルも殺そうとするし、クリスティーヌはようわからん。笑

一緒に来てくれた友だちが、
「それぞれの想いをつらぬいてる」
というようなことを言っていて、深く頷きました。

クリスティーヌは、ファントムを恋愛対象というよりも、父親として見ていたんだろうな、と思います。
そこがファントムとの違いで。切ないですね。

ファントムはひとをふたり殺しているので、わたしはいつも、ファントムに対しては強硬な姿勢でいることにしています。
もちろん外見のみならず、生育環境にも恵まれなかったのは不幸ではあるけれど、それでもひとを殺していい理由にはなりません。

でも……クリスティーヌにキスされただけで赦してしまうその脆さには、心が揺らぎました。
それだけ、愛を受けてこなかったんだなぁと思うと悲しいです。

今日のファントムさん、滲むような怒りや、震えるほどの悲哀がとてもよく伝わってきて、とても素敵でした。


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劇団四季版『オペラ座の怪人』素敵でした!

もう1回観たい!と思いましたが、1月10日の千秋楽まではさすがにチケットがなかったです!
3月からは大阪で上演されるので、機会があればまた観たいなぁ。

これまでなかなか機会を作れなかったのですが、こうして観ることができてよかったです!
友だちも一緒に来てくれてありがとう!

 

自由劇場ではじまる『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の子。


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月がきれいだったよーーーう


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東京タワーもきれいだったよーーーう


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