2022.2.11(Fri)
ドレスデン国立古典絵画館所蔵
フェルメールと17世紀オランダ絵画展
at 東京都美術館
行ってきました!
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開催延期となっていたフェルメールと17世紀オランダ絵画展 。
図らずも、開幕2日目に行くことができました!
会期が縮まった分、日時指定は争奪戦、混み混みなのではないかと心配しましたが、意外とあっさり予約でき、当日も比較的ゆったりと観られました。
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『窓辺で手紙を読む女』
フェルメールが風俗画に転向して間もない作品『窓辺で手紙を読む女』。
この作品は、長年の調査により、フェルメールの死後に壁が上塗りされ、描かれていたキューピッドが消されていることが判明したそうです。
そこで2017年より修復作業を開始。
海外で修復後の作品が公開されるのは日本が初めてとのこと。
初公開の権利を日本にいただいていいのか…?と思いつつも、ありがたく拝見してきました。
修復の過程や方法、上塗りがフェルメールの死後だと断定されるまでの経緯も展示の中で学ぶことができました。
修復は薬でニスを丁寧にはがし、顕微鏡を使って絵の具を削り取っていくとても繊細な作業でした。
でも、わたしは最後まで、
「せっかく描いたものを消すなんて!」
「上塗りはフェルメールの死後…ほんまかあ?」
という思いが消えませんでした。笑
そして、展示には修復前の複製画も展示されていて、見比べられるようになっていました。
また、グッズも修復前、修復後、どちらも同じくらい展開されていて、
「修復前も出すんかい!」
と思いました。笑
実物は女性や光の射し込むようすだけでなく、手前のベッド?の寝具やその上に置かれた果物もそれぞれの質感がリアルに描き出されていて美しかったです。
キューピッドもかわいかったです。でも正面から見たら光が反射していて少し見づらかったなぁ。
レンブラント
先の『窓辺で手紙を読む女』は、ドレスデン国立古典絵画館に所蔵された当時はレンブラントの作品だと言われていたそうです。
実物を前にして、
「これ、レンブラントかなあ…?」
と友だちと話しておりました。笑
レンブラントって、フェルメールのように輪郭をくっきり描かず、ちょっとふわっとしてる気がするんだけどなぁ。
謎は深まるばかりですが、キューピッドが消された理由として、当時から有名だったレンブラントの画風に近づけるため、という説があるようです。
それなら、消されたのも納得です。
しかし、当時のドレスデン国立古典絵画館の方も、
「これ、レンブラントかなあ…?」
って思わなかったのかなぁ。
もはや元の持ち主がレンブラントと信じ込ませた話法が気になってきます。
『若きサスキアの肖像』
わたしはレンブラントが好きです。
初めて好きになった画家はレンブラント。
世界史図説に載っていた『夜警』に心惹かれ、アムステルダムまで実物を観に行ったことがあるくらいです。
レンブラントは“光の魔術師”という異名の通り、光と影の描写が見事な画家です。
展示されていた『若きサスキアの肖像』も、光と影が大変美しかったです。
レンブラントの展示があるとは思っていなかったので、観られてうれしかったです。
17世紀オランダ絵画コレクション
ほかにも、17世紀のオランダ絵画コレクションがたくさん。
写実性を極めた時代、どの作品も写真のようでとても美しかったです。
今でこそ、カメラのシャッタースピードやISO値を変えたり、アプリのフィルターを使えば、写真の明度や色調を自在に変えられますが、カメラがなかった時代にこれだけの光と影を描き出せるのは素晴らしいです。
版画の展示も多かったのですが、白黒だけの世界であるにも関わらず、光と影がしっかり描かれていて感銘しきりでした。
ミッフィー
今日はグッズにもお楽しみが。
ミッフィーコラボがあるんです!
手紙を読むミッフィー!
ニュースで見てから絶対買うと心に決めていたんです。
じゃじゃん。
あれれ~???
ミッフィーさんが、2人いるよお???
…………なぜかグッズ売場には牛乳を注ぐミッフィーが!!!
かわいくて選べず、かつ手紙を読むミッフィーが全然手紙読めてなかったのもあり、どちらも連れて帰ってきてしまいました……。
でもかわいいからいいのです!
もうぬいぐるみ買わないとか、部屋は白で統一とか、全然守れてない……笑
そして帰りに新宿行って、またもミッフィーを買ってしまいました笑
絵本も缶もかわいすぎる~!
缶は悩みましたが、部屋の色に合うものにしました。
かわいい。
ミッフィーの話で終わってしまった。笑