ダミアン・ハースト『桜』
2022.3.27(Sun)
ダミアン・ハースト『桜』
at 国立新美術館
行ってきました!
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タイトルからして惹かれていて、行くか悩んでいたのですが、友人からのおすすめもあり、行ってきました。
ダミアン・ハーストの『桜』の連作24点をご覧になれます。
連作は107点あるそう。
日本の花である桜に、海外アーティストがここまでの力で作品を作ってくださったこと、とてもうれしく思います。
とにかくパワーのある展示でした。
「桜」という統一された空間から放たれるパワーが すさまじいです。
桜、大好きなのに、こんなにも
「パワーを吸われる」
と感じる日が来るとは。
先日観た、『M式 海の幸』と通ずる力を感じました。
作品を観るというより、あの空間に存在することに意味がある、体験型の展示なんじゃないかとすら思います。
もはやインスタレーション。
凄まじいパワーでした。
作品は大型の作品が多く、人の腕の長さは限られているのにこんなにも大きな作品を作っていてすごいなぁと思っていたら、なんと、梯子を使ってキャンバスを立てて描いていました。
寝かせて描くのと立てて描くのとでは、重力が異なるからだそうです。
しかも、絵の具、投げてた。
投げてた。笑
衝撃でした。笑
裏側にひっそりとあるインタビュー動画を観ることで、作品への理解も深まりました。
公式サイトからもご覧になれます。
https://www.nact.jp/exhibition_special/2022/damienhirst/
タイトルの気合いの入り具合もすごいんです。
『儚い桜』『夏の桜』『神の桜』などは序章。
『神聖な日の桜』
『神の桜』
『大切な時間の桜』
などなど、タイトルに込められた強い想いを受け止め切れている気がしません。
とにかくパワー溢れます。
『叫んでいる新しい桜』なんてタイトルも。
友人と『心が叫びたがってるんだ。』って話をしました。笑
『この桜より大きな愛はない』
物理的にもいちばん大きな作品だったので、せやな。と納得しました。笑
桜という同じテーマでこれだけ異なる桜を描けるのがすごいです。
海外から見る桜と日本で見る桜の違いを感じたりもしました。
たとえば、「夏の桜」はわたしにはすごく春っぽく感じたりだとか。
桜で満たされたとても美しい空間でした。
ポストカードも買いましたが、やはりこの作品は現物を見てこその展示だと思いました。
5月23日まで。
予約不要なのでよろしければ是非。
メトロポリタン美術館のチケットを見せると100円オフになりました!
国立新美術館の桜も満開。
桜の展示を見てから咲き誇るほんものの桜を見る。
なんと贅沢な時間でしょうか。
このまま桜の道に導かれるように、東京ミッドタウンに向かいました。笑