『ホリック xxxHOLiC』観てきました!
蜷川実花監督作品は実は全て映画館で観ています。
今回は観るか悩んだのですが、会社のお友だちが松村北斗くんが好きとのことで一緒に行ってきました。
松村北斗くん、『きのう何食べた?』にも出演してましたが、『きのう何食べた?』の役が思い出せないくらい別人でした。声が好き。
蜷川実花さんの極彩色の中、唯一といってもいいモノトーンの存在で、とても存在感ありました。
紅一点ならぬ、黒一点。
映画全体としてはあまり心に残るものがなく、特に余韻もなかった……というのが正直なところです。
『人間失格 太宰治と3人の女たち』の時にも思ったのですが、わたしは監督と女性観みたいなものが合わないかも。
監督のフィルムを通して映し出される女性の姿に嫌悪感を抱くことがあって。
『人間失格 太宰治と3人の女たち』の時は二階堂ふみがとても苦手になってしまいました。
今回も、吉岡里帆がそうなってしまった。
衣装が骨格に合ってないのか妙に太って見えたし、胸も頑張って寄せて上げてます感が強すぎて…谷間ってそんなにいるかね。
ラストシーンの神木くんも、ちょっと……。
『ヘルタースケルター』のラストシーンのセルフオマージュなんですかね。りりこ思い出しました。
わたしが蜷川実花さんを好きになったのは高校生の頃なんですが、今は意識高い系(これももう最近は言わなくなったよね)の若い子が好きなイメージ。
映えに消費されてしまっている感。
ちょっとついていけなくなっています。
だからこそもう、去年の蜷川実花展を最後にしようかなと思ってたんです。
その感覚は間違いではなかったかもな、と。
これから監督作品があったとしても、映画館で観なくてもいいかな。
しかし、「人は他社と関わり合わなければ生きていけない。だから、生きなければならない」というメッセージは現代社会に今とても必要なものだとも思います。
今の時代には在るべき映画だと思いました。