休暇中です。
今日は日帰りひとり旅。
念願の!
大塚国際美術館に行ってきました~!
以前旅行計画を立てたのですがこの状況でキャンセルに。
関東に住んでいるとなかなか行きづらいので、今回思い切って行ってきました。
大阪からのバスが片道1,500円、往復3,000円のキャンペーンをされている会社さんがあってラッキーでした。
陶板で原寸大で再現された世界中の芸術作品が一堂に会する大塚国際美術館。
米津玄師が紅白で「Lemon」を披露したシスティーナ礼拝堂が有名ですよね。
システィーナ礼拝堂は、上からも見られる構成になっていて建物の造りもすごく凝ってました。
作品数は実に約1,000点を誇るそうです。
有名作品、ほぼあります!という感じです。
陶板作品は筆の筆感まで再現している!というのが売りと聞いていたのですが、実際は立体感まで再現された作品はそこまで多くない印象。ゴッホのひまわりは再現頑張っていた印象です。
色味が変わってしまったけれど、さきほどのひまわり。近づくとボコボコしています。ゴッホといえばこの筆感。
手作業みたいなので、そらこれだけ作品数があればしかたないよねえ、と納得です。
近づいてみると、多くの作品の質感は”カラーコピー“って表現がいちばんしっくりきました。
遠くから観るときれいなんだけど、近づいて観たときの驚きやリアリティはどうしてもほんものには劣ります。
途中で、これはテーマパークなんだなと気づきました。
志摩スペイン村を思い出しました。
志摩スペイン村はスペインの街並みが再現されていますが、みんなそれが造りものであることを受け入れて楽しんでいる。
大塚国際美術館もそれと同じで、造りものと分かった上で雰囲気を楽しむテーマパークなのだと思います。
これだけの作品数を製作し、展示している底力は素晴らしいです。パワーがないとやりきれないよね。
今日も平日だからガラガラかと思いきや、たくさん人がいらして驚きました。
次から次へと作品が現れる構成は、ルーブル美術館やメトロポリタン美術館といった外国の大きな美術館を彷彿とさせます。
そういった体験ができるのは日本でここだけなんじゃないでしょうか。
(国立新美術館のほうが広いそうですが…)
テンペラ画(たぶん)のキンキラキンだったり、細やかな模様の再現はすごかった!筆感よりも絵そのものの再現が強いのかな。陶板は2,000年くらい色彩を保持できるらしい。
🍥
たとえ陶板でも、『ヴィーナスの誕生』『プリマヴェーラ』『夜警』『ラ・ジャポネーズ』『オフィーリア』『星降る夜』といった、今ではなかなか再会することのできない作品たちに再び合えたことは感動でした。
しかも、ウフィツィ美術館はプリマヴェーラとヴィーナスの誕生別の部屋にあったと思うんだけど、ここは同じ空間にあるのよ!
ならではだなぁと。モナリザもルーブルじゃあんな近くで見られない。
受胎告知の間。
ここと隣の部屋、全部受胎告知!
そんな名前ではなかってんけど絶対受胎告知の間にすべきやわ。圧巻。
この2作品はほんもの見たことある。
あと、死ぬまでに一目見たい、フラゴナールの『ぶらんこ』も見られてうれしかったです。
もちろん初めて見る作品との出合いも。
この人骸骨に命かけすぎててやばいなとか(仮面と骸骨の画家と言われているらしい)
これすごく好きだなとか。
こんなにも美しい絵を描いていたゴヤが、
戦争に翻弄されてゴヤの家の作風はとても暗く痛ましくなってしまったことには胸が痛みました。
モネの睡蓮
そしてシスティーナ礼拝堂と並んで有名な気がする屋外展示の睡蓮。
分かってて行ったんですけど床の張り替え工事中!
ここにあるの全部オランジュリーらしいのでまたいつかパリに行ってオランジュリーにも足を運びたいです。
ランチ
ランチはあこがれのカフェ・ジヴェルニーでゴッホランチを食べました!
なすの煮たのとキャベツはなんや謎の味しました。
チキンのソースもあんまりなんの味が分かりませんでした。笑
でもおいしくいただきました。
ヴィーナスカレーってなんやろと思ってたら、なんとお皿が貝殻の形!かわいかった!
これでもよかったなぁ。
1,500円で乗れる範囲でいちばん早い時間に着いて(9:50くらいに着いた)いちばん遅い時間で帰ったのですが(16:37)、なかなかギリギリでした。
時間が許せばカフェ・フィンセントでケーキ食べて帰りたかったです。笑
念願かなってよかったです。
アートのテーマパーク。
今日載せたのはほんの一部。アートに溺れられます。とてもおすすめです。