*SAKULIFE*

音楽と桜とミルクティーが好きな社会人が、日々の想い出やお気に入りをしまっておく宝箱。

幸せの富士。🗻


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元旦に見た富士山🗻

京都へ帰る新幹線の車窓から。
快晴だったからとても美しく富士山が見えて、でも通路側だったからデッキまで写真撮りに行った。笑

そんなことしてるのわたしたちだけだった。なんで?元旦の富士山って縁起ええやん!

席に戻ったらまたも車掌さんからのアナウンス。

「今日は大変天気が良いため新富士駅通過後に進行方向向かって左側からも富士山が見えます」

わたし「なんで?!!」

富士山といえば右側であります。

半信半疑で、またデッキ出て見に行った笑

そしたら。


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いた~!!!!!
(友人撮影)

びっくり。

近鉄快速急行生駒ー鶴橋間で、見えないはずの方向の窓からどう見てもあべのハルカスの形をしたビルが遠くに見えて、一体あれは何なのかと本気で探偵ナイトスクープに依頼しようと思ったことを思い出しました。(地図見たら本物のあべのハルカスだった笑)

左側から見える富士山は幸せの富士と呼ばれるそうです。

新幹線は何度も乗っているけど反対側からも見えるだなんてアナウンスをいただいたのは初めて。

2024年、幸先のいいスタートになりそうだ……!

と思っていたら地震が……。

載せるタイミングをなくしてしまっていたけれど、少し時間が経ったので載せました。

元旦の帰省は小学校からの友人と新幹線を合わせて帰ってきたんだけど、去年も同じように元旦に友人と帰ってきまして。
去年の元旦も晴れ晴れとしていて、富士山がよく見えたんです。

元旦に友人と帰ってくるの、恒例になってうれしたのしな元旦だったのでした。

蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠


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2024.1.7(Sun)

蜷川実花
Eternity in a Moment
瞬きの中の永遠
at 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
TOKYO NODE 45F GALLERY A/B/C

蜷川実花展に行ってきた。

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写真家・映画監督の蜷川実花がクリエイティブチームEiM(エイム)として挑むインスタレーション形式の展覧会。

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インスタレーションが多い覚悟はあったものの蜷川実花は写真家なのだから当然写真の展示もあるだろう、と思っていたら、写真だけの展示はないに等しかった。
写真はあってもインスタレーションの中の作品の一つとしての位置付け。


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▼生花の展示の日々の移り変わりを写真に留める展示
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序盤は動画の作品が多く、チケット代が高かった(日時指定2,800円、変更キャンセル不可)のもあって思っていたのと違うなぁと思っていたのだけれど、メインの部屋がすごかった。

Intersecting Future


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空間全体が花という花で埋め尽くされている。
移ろう光とそれに伴って形を変える影。



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桜、ひまわり、藤、椿、彼岸花、紫陽花……。
自然界では決して同じ瞬間に見ることのない花々が並んで咲いている。


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見下ろしても花、見上げても花。

花と彩りの密度が凄まじかった。

近頃没入型のアート展示が流行しているが、これぞ蜷川実花の世界に入り込むことができる唯一の空間だと思った。

美しかった。

チケット代の理由が分かった。

そしてチケット代だけでは足りなかったようでこのお花には協力があったそうだ。
最後にクレジットとして展示されていた。


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沢尻エリカの名前があるのがうれしい。

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他の映像の展示は正直あまり心に響くものがなく(透ける大型スクリーンでの展示は前に庭園美術館でも見た)、正直、もっと写真を見たかったな、という気持ちが大きい。
しかし、それは今回に限らず、わたし自身が美術館での映像の展示をいつも楽しめていないことに起因している気がする。

写真や絵画のような静止画なら、自分のペースで観ていけるので、じっくり立ち止まることも、すっと歩みを進めることもできる。

でも映像は、観るスピードを自分で選べないのでどうしても「頑張って観る」姿勢になってしまう。
映像作品には時間表示がほしいタイプだ。
(今回は一つ一つが長く、かつ時間表示はなかった)(そのため、一つ一つがより長く感じた)

展覧会の客層は10~20代の若者が8割くらいを占めていたように思う。
若者はわたしとは違ってYouTube世代だろうから、写真の展示よりも映像の展示の方が親しみやすいのかもしれない。

以前から蜷川実花の作風はうまく時代の流れを取り込んで変化しているなと感じていたが、今回の展覧会はそれをより深く実感するものとなった。

インスタレーション形式なのも、映像作品がメインなのも、きっと時代の流れを汲んでのものなのだろう。

だからこそ、蜷川実花は若年層に支持されている。

若年層に支持されているアーティストは強い。

さくらん』の公開が2006年らしいので、蜷川実花は初監督作品が公開されてから18年も第一線を走り続けている。
素晴らしいと思う。

中学2年生で監督が蜷川実花だと知らないまま映画館に『さくらん』を観に行き、その後(きっかけを忘れた)蜷川実花の極彩色に魅了され、なんだかんだで監督作品は毎回映画館に足を運び、展覧会にも通っているアラサーからすると、昔の展覧会の方が好きだったな、と思わないこともないのだけれど。

でもやっぱり蜷川実花の作品は美しく彩り豊かでとてもかわいくって、結局グッズショップで散財してしまうのであった。

 

2024年はじまり🐉🎵


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遅ればせながら
2024年もよろしくお願いいたします。

🐉

2024年、辰年
わたしは今年本厄です。

わたしは占いや厄年にはあまり興味がなく、前回の厄年も、昨年の前厄も厄払いなどは全くしなかったのですが、今年は新しい環境ということもあり厄年パワーに怯えております。
でもまだ厄払いなどはしておりません(してないんかい)

初詣は浅草寺(写真)と、東京大神宮に行きました。

浅草寺で引いたおみくじが見事に凶で、本厄全開だったのですが、翌日の東京大神宮ではバッチリ大吉を引きました!
わぁい。

🎍

2024年1月1日付で新しい会社で働いております。
まだ研修中ですが先日模擬プレゼンの発表があり、無事にお褒めの言葉をいただいて終えることができました。
新しい環境で自分が培ってきた力はどのくらい通用するのかと不安でしたが、ひとまずこれまで磨いてきたことは決して無駄ではなかったということが分かってほっとしています。

模擬プレゼンはまだまだあるのでがんばらないといけないのと、仕事はプレゼンだけではないので引き続き頑張っていきたいなと思っております。

しかしながらここにも本厄の魔の手が。
年末から引いている風邪が先週末からさらに悪化し、ついには発熱までして入社4日目にして会社を休むという事件を起こしております…。

先に書いた模擬プレゼンは入社5日目で、何とか出社してこなせたんだけど、その翌日から声が出ません……。

2日間家で療養してみたけれども、まだ声は出ません……。

明日は営業の方が全員集まる日で自己紹介があるのですが、みんなに聞こえる声が出る気がしません……。

やはり厄払いに行くべきかなぁと考えております。

身体がなかなかついてきていませんが、心のモチベーションは高まっているので、2024年、がんばりたいと思います。

2023年振り返り🐰🎵

続いて舞台も振り返りたいと思います。
 

 


一覧


宝塚

💜宙組『MAKAZE IZM』

at 東京国際フォーラム ホールC 
1/14 15:30
1/15 15:30 ライブビューイング

💙星組『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』 

at 東京宝塚劇場
1/22 15:30
 

💜宙組カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』


at 宝塚大劇場
3/11 13:00 初日
3/12 15:30 dTV貸切
3/25 11:00
3/26 11:00
3/26 15:30
4/15 11:00
4/16 15:30 前楽
 
at 東京宝塚劇場
5/18 13:30
5/18 18:30 新人公演
5/21 11:00 セディナ貸切
5/30 13:30 dTV貸切
6/7 13:30 セディナ貸切
6/7 18:00
6/10 15:30 前楽
6/11 13:30 千秋楽ライブビューイング
 

💛月組応天の門』『Deep Sea』


at 東京宝塚劇場
3/28 18:30 イープラス貸切
4/30 18:30
 

💚雪組『Liracの夢路』『ジュエル・ド・パリ!!』

 
at 東京宝塚劇場
6/24 11:00
 

💛月組『DEATH TAKES A HOLIDAY』

 
at 渋谷シアターオーブ
6/24 16:00
 

💜宙組『Xcalibur』

 
at 東京建物ブリリアホール
7/25 15:30
7/29 15:30 ライブビューイング
 

💜宙組大逆転裁判』-新・蘇る真実- 


at 梅田芸術劇場シアタードラマシティ
7/26 配信
 
at KAAT神奈川芸術劇場
8/6 11:00 
 

💙星組『1789』

  
8/12 15:30 友の会貸切 


 💖花組『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』


9/19 18:00 イープラス貸切

 

❤️JUN HANA Dinner Show『Starting Now』at 宝塚ホテル 宝寿 


9/23
 

💛月組『フリューゲル -君がくれた翼-』『万華鏡百景色』  

 
at 東京宝塚劇場 
11/2 18:00 イープラス貸切


 🎅🎃『RENT』 at シアタークリエ


3/21 13:30 イープラス貸切 
3/30 18:30


 ❤️『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』at 帝国劇場 


7/22 18:00
 
 

  • 宝塚…29本
  • ディナーショー…1本
  • その他…3本

 
という結果となりました。
 
ライブが少ないと申しておりましたが、宝塚が多いですね………笑
 
今年の上半期は潤花ちゃんのご卒業という大きな出来事がありました。
潤花ちゃんのご卒業が決まった時、
「最後まで悔いなく応援する」
と心に決めたのですが、悔いのない応援ができました。
 
潤花ちゃんのおかげで、
初めての初日、初めての前楽、初めてのサヨナラショー、をこの目で見届けることができ、ほかにもたくさんの想い出をいただきました。
 
東京の千秋楽の日に観た潤花ちゃんは、これまでの人生で観てきたどんな人よりも美しく輝いていました。
 
そして、退団後にはもう人生でこれが一度きりかもしれない宝塚ホテルでのディナーショーにも参加でき、思い残すことはありません。
 
新生宙組も変わらず応援する気持ちではあったのですが………この度の出来事は残念でなりません。
引き続きこれからを見守っていきたいです。
 
その他の公演では『RENT』『ムーラン・ルージュ!』を観に行きました。
 
『RENT』では念願の!平間マークを観ることが叶いました。
また、2公演見られたので、平間マークを2回、ほかのダブルキャストは全員被らずにコンプリートすることができました。楽しかったです。
 
ムーラン・ルージュ!』は平原・甲斐回だったんですが最高のエンターテインメントでした。素晴らしかったです。
来年の再演もまた観たいです。
 
来年の観劇始めは雪組のイープラス貸切公演になりそうです。
愛してる ぷらみ。
 
今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。

モネ 連作の情景


2023.12.17(Sun)
モネ 連作の情景
at 上野の森美術館

行ってきました!

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100%モネ。

モネ展に行ってきました。

美しい色彩を浴びることができ、とても幸せな時間でした。
瞬間瞬間を閉じこめるために筆使いも異なる作品たち。
連作を一気に見ていくとその違いがはっきりと感じ取ることができました。
雲の流れやなびく木々に風を、水面のゆらぎに波を、反射する景色に光を感じる。
美しかったです。

グッズもどれも素敵で、散財してしまった………。
でもロルバーンやくつしたなど、買いたかったものは全然売ってなかった………。
中之島美術館に巡回するのだけれど、大阪限定の作品もあるので大阪にも行きたい気持ちです………。
美術館遠征だなんてそんなそんな。

人を狂わせるおそろしき美、モネ………。

上野の美術館に行ったら帰りはみはしのあんみつと決まっています。 
モネのコラボメニューもあったのですが、あんみつじゃなかったのでクリスマスあんみつにしました。
クリスマスカラーで華やか。おいしかったです。

一区切り。

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12月15日を最後に、5年4ヵ月勤めた会社を退職しました。

気づけば新卒で入った会社よりも長く、それも5年以上も働いていて、時の流れの早さに驚きます。
当時26歳だったわたしも31歳になってしまいました。

東京に来てからももう2年以上経過していて、今度のクリスマスは東京で迎える3回目のクリスマスです。
自分でも驚きです。

関西から関東に居を移してはいるものの、一貫して入社当時から営業に従事してきました。

おかげさまで担当先にも同僚にも恵まれ、とても充実した営業人生を送っておりました。

しかしながら、社内をめぐるあれやこれやに不信感が募り、9月中旬にそれが爆発し、アイヤー!となりまして。笑

怒りのままに転職エージェントに登録し、幸運なことにスムーズに第一志望の会社にご縁をいただき、10月中旬には内定をいただきました。

1月からその会社で働きます。
仕事もそのまま営業です。

次の会社は、わたしが5年前、最初に転職活動を始めたときに、
「この仕事がしてみたい」
と思ったきっかけの方がいらっしゃる会社なんです。

関西にいたときの話なので、いつかお会いすることができたなら、お礼をお伝えしたいなと思っています。

🌼

幸運にもご縁をいただいたわけですが、今回の転職活動は、その原動力が完全に“怒り”だったので、わたしはそのことをずっと後ろめたく感じていました。

ところが、先日CDTVを観ていたら、Superflyの志帆ちゃんが、
「自分が情熱を持つのは『なにくそ!』って思ったとき」
とおっしゃっていて。

新曲は“ネガティブな『なにくそ!』を全肯定”する楽曲なのだと紹介されていたんです。

その時に、わたし自身の転職活動の原動力が“怒り”だったことも、全肯定してもらえたような気がして、ぐっと背中を押してもらえた気になりました。

実際きっかけは“怒り”ではあったものの、前向きな転職なので、これも運命だと思いたいです。

社会人になって来年で10年目ですが、ようやく10年前に立ちたかったスタートラインに立てた気がします。

でも、前職の経験がなければ、天職だと思える今の職にも出会えず、大阪での営業経験があったからこそ様々な知識や経験を得ることができ、東京に来たからこそ関東圏のビジネスに関わることができたし、関東を軸に働けるようになりました。

無駄なことはひとつもなかったなと思います。

🌼

ありがたいことに送別会やプレゼントもいただいて、快く見送ってくださった営業部のみなさんにも感謝です。

年明けからの新しい環境でもがんばります!

今は束の間の無職期間を満喫します🎉

🌼

写真は会社までの道に咲いていた椿です。咲きかけ。

椿は花がごろんって落ちるからあんまり縁起良くないって言われたりもするけど、かわいくて好きです。

春は桜、夏は緑、秋は金木犀、冬は椿。
四季折々の花が咲き、緑が美しいこの場所がお気に入りでした。
もう通らなくなるのはさみしいなぁ。

イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル/大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ


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2023.12.2(Sat)

イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ
at 国立新美術館

行ってきました!

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イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル

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まずはイヴ・サンローラン展!
今日のメインはこちらです。

イヴ・サンローラン展!行く!

と意気揚々と決め、せっかくファッションの展示に行くのだからすこしはおしゃれを……と思ったはいいものの、わたしイヴ・サンローランのアイテム何も持ってないわ!ということに当日気づくという……笑

シャネルやディオールならまだリップ持ってたんだけど笑(これも苦しい笑)

でも、普段はイヴ・サンローランには手が出ないような庶民でも、美術館なら気軽にイヴ・サンローランの芸術とその美を体感することができます。

イヴ・サンローラン

わたしはイヴ・サンローランというかブランドにあまり明るくないので、イヴ・サンローランが19歳からディオールで働き始め、ディオールの急逝を受けて21歳にしてディオールのデザイナーに抜擢されたと知ってとても驚きました。

ディオール展に行けていないので、クリスチャン・ディオールがそんなにも早く亡くなっていたことすら知らなかったです)

その後、イヴ・サンローランディオールから独立し、イヴ・サンローランとしてコレクションを発表し始めます。

今回の展示は、イヴ・サンローランの半生について、コレクションを鑑賞する際に人によっては先入観となってしまう可能性のある事柄を意図的に明示しない配慮がなされていると感じました。

例えば、サンローランがディオールを離れ、自身のブランドを立ち上げた理由は展示の最後の映像で語られるのみで、途中では説明がありません。
アルジェリア独立戦争で徴兵され、精神を病んでしまいディオールを追われたそうです)

また、サンローランのパートナーであったピエール・ベルジェについても、展示序盤では「パートナー」という記載に留めるのみで、50年来の恋人だったという事実は途中まで明言されません。

そういった配慮に、ステレオタイプな先入観を持たずにコレクションを観てほしいというこだわりを感じました。

オートクチュール

ブランドに明るくないわたしは、ファッションプレスで見かけるハイブランドのコレクションは、理解が難しいなと常々思っていたのですが、イヴ・サンローランのコレクションを観て、オートクチュールのコレクションは、衣食住の「衣」ではなく、芸術としての「作品」なのだと実感しました。

これまで、アーティスティックや宝塚の衣装展に訪れる機会はそれなりにあったのですが、そういった衣装を間近で見る度、
「これらの衣装は、舞台で輝くために存在しているのだな」
と感じることが多かったんです。

衣装たちはもちろん細やかなこだわりが詰まっていて素敵なのですが、ライヴでも宝塚でも、その衣装がいちばん輝く瞬間って、舞台の上なんです。
正直、写真を通した方がきれいに見えるな、と思うこともあったりしました。

でも、イヴ・サンローランの作品は、展示の最後にグッズショップでコレクションを撮影したポストカードを見ていても、
「写真より実物を見た方がよかったな」
と思う作品がとても多くて。

イヴ・サンローランのコレクションは、目の前でほんものを見るからこそ輝く芸術なのだと実感したんです。

そして、最も輝くのは、マネキンではなくモデルさんが纏い、ランウェイを歩いている瞬間なのだろうな、とも感じました。

実際にマネキンを着て展示されている作品のファッションショーの時の写真が展示されていることも多かったのですが、モデルさんが着ているときの写真を見るとまた感じ方も全く異なって。
マネキンが着ているとあまり魅力がわからなかった作品をとても美しく感じたりする感動がありました。

イヴ・サンローラン展に訪れて改めて、オートクチュールと美術館の親和性の高さを実感しました。
着るための衣服ではなく芸術としての作品は、絵画と同様に保存されるのがあるべき姿なのだと感じました。

イヴ・サンローランが美術館を作り、コレクションを保存している、と知って深く納得しました。

数々の作品を間近で見ることができてとてもうれしかったです。

初のオートクチュール・コレクション

イヴ・サンローランの独立までの半生を写真で眺めたのち、本格的なコレクションの展示はPコートから始まります。

Pコートやドレスの既存のデザインの再構築で新たなスタイルを生み出していてとても美しかったです。
特にイヤリングもとても美しく印象的でした。
サンローランはドレスはシンプルなラインに留め、アクセサリーのデザインにこだわったそうで、目を引く美しいアクセサリーがたくさんありました。

PコートのイヤリングはPコートのボタンとおそろいでとてもかわいかった。
このコーナーではコレクションと共に仕様書やスケッチも展示されていて、このスケッチからこのドレスが!!!と制作の過程を垣間見られてとても楽しかったです。

イヴ・サンローランのスタイル

イヴ・サンローランのアイコニックな作品たちが展示されていました。

タキシード、ジャンプスーツ、サファリ・ジャケット、テイラード・スーツなど。
どれもとても美しかったです。

想像上の旅

イヴ・サンローランは旅をすることはあまり好まなかったそうですが、(それでも桜の季節に東京・京都・奈良には来ている!)各国の民族衣装からインスピレーションを得た作品を多数発表しています。

次に出てくる画家へのオマージュ作品もそうですが、各国の文化への影響を隠さずにコレクションに昇華させていく姿勢が意外でした。

アーティストって独自性というか、「見ればこの人の作品だと分かる」ところを目指したくなるイメージでした。

でも、イヴ・サンローランは、「イヴ・サンローランでしかなし得ない」デザインではあるのだけれど、オマージュ元の文化もしっかり伝わってくるんです。

だからこそ、様々な文化やアートの要素を持った幅広いコレクションが展開されているのだなと思います。

日本の浴衣文化をモチーフにしたコレクションもあり、イヴ・サンローランは帯の結びの部分を大きなリボンにしてぽこんと後ろの腰につけていてかわいかったです。
オマージュ元の文化も伝わると書きましたが、これは説明読んで初めて帯をモチーフにしていると気づきました。笑

あとは中国、ロシア、アフリカ、モロッコ、スペインなど、巡っているだけで旅をしている気分になりました。

スペインの闘牛士をモチーフにしたコレクションは、宝塚感がすごかったです。笑

服飾の歴史

イヴ・サンローランのコレクションは国だけでなく時代をも飛び越えます。
過去の服飾をモチーフにした作品もどれもかわいかったです。特にロココ時代が好きなので、ロココをモチーフにしたドレスはとてもかわいかったです。

舞台芸術

イヴ・サンローランは舞台や映画の衣装も手がけています。

ジジという方の舞台衣装も手がけていたそうで、大羽根のものもあり宝塚感がすごかったです。
まるでロケット衣装?!なコレクションもあり宝塚感がすごかったです。

アーティストへのオマージュ

イヴ・サンローランはアーティストへのオマージュ作品も多く発表しています。
この章だけ写真撮影可でした!

モンドリアン

メインビジュアルになっているのはモンドリアンの『コンポジション』へのオマージュ。

(でもこれ、モンドリアンを知っている人が見たらすぐにオマージュだと分かるけど、モンドリアン知らない人が見たらイヴ・サンローランの革新的なデザインだと思ってしまいかねないから、これをメインビジュアルにする必要はなかったんじゃないかなぁと思っている)


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とても美しかったです。

以前エミリーテンプルキュートでもコンポジションをオマージュしたドレスを発表していて、あれもすごく欲しかったなぁと思い出しました。

オマージュされて改めて感じる『コンポジション』という作品のすごさ。

ゴッホ


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ゴッホの『アイリス』へのオマージュ。
『ひまわり』もあるそう。

ビーズ?の総刺繍なのがすごいです。
これぞオートクチュール

後ろにはずらりとオマージュ作品が。


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ポップアートジョルジュ・ブラックピカソなど。
モネはないのかと探したけれどもなかった。

ジョルジュ・ブラックのオマージュ作品がいくつかあって、友人が
「心を病んでしまったからブラックが好きなのか、、、」
とつぶやいていました。

ジョルジュ・ブラック、何回見ても難解なので(洒落ではなく)そんなに知識ないのだけれど、そうなのか。。

そんなことを書きながらブラックについて調べていたら、そうかピカソもブラックもキュビズムか~……と気づき、キュビズム展行こうかな?!と思い立ちました。
キュビズムは何度見ても難解だな~と思ってしまうので行く予定ではなかった)

また行ってみようかな。

Love

サンローランは“Love”をテーマとしたグリーティングカードを毎年送っていたそうで、そのいくつかが展示されていました。

なんとそこには“1992”も!

この年はアンディ・ウォーホルの『花』をオマージュして制作されたそう。
偶然にも生まれ年があったのがうれしくて、


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アクリルキーホルダー買ってしまいました。
普段はあまり手に取らない、ポップなデザイン。
どこにつけようかな🌼

イヴ・サンローラン展、おすすめです!

 

大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ


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続いてはこちら。

SNSを見ていてたまたま知ったのですが、無料と聞いてこちらも楽しみにしていました。

大規模なインスタレーション作品が展示されています。

とはいえ展示じっっっくり見る系の人たちが集まってイヴ・サンローラン展に来ているため、時既に17時半。(すでに滞在時間3時間超え。笑)
ガラス越しに真っ暗な空を見ていたので、導入の

本展覧会は、国立新美術館で最大の、天井高8m、2000m²にも及ぶ展示室をダイナミックに使って開催されます。

という文面に
「え!」
とひるんでしまいましたが、いざ入ってみると
作品ひとつひとつの規模感に圧倒されました。

そして、「でっかいのがぽんぽんって展示されているのね!それならいける!」
と勝手すぎるひと安心……笑

美術館はアーティストの生み出すパワーを浴びるので、鑑賞者も体力を消耗するんです……。

まずはじめの作品。



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第一印象
わーお!
でっかい壷~!

(小学生なみの語彙……)

しかし壷は壷でいいそうです。


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『Gravity and Grace』という作品。

原子力へのアンチテーゼを込めているそうです。

中に多面体に取り付けられた照明が設置されていて、それが上下に動くことで光や影がゆらぎます。
床には文字も。

写真撮影は可なのですが動画撮影は禁止。
ゆらぎは動いてこそなのでぜひ現場で体感していただけたらと思います。

アンチテーゼはインパクトがありますが、この壷近づいてみるととても美しいんです。


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ステンレスでできた動物や花でできていて、透明な部分は透けています。
遠目から見たらガラスの大きな壷に白でペイントされてるかと思ったのですが、実際は無数の枠で壷がかたちどられています。

桜を見つけたので撮りました。


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もう一つ印象的だったのが、こちら。


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全くうまく撮れてないのですが、これ、風によっておおきなビニール(シースルーの布かと思ったらビニールらしい)が波のように、いきもののように動き続けているんです。

『Liminal Air Space—Time 真空のゆらぎ』という作品。

あちら側から風が吹いているはずなのになぜかこちらには風が来ないこと、どんな風向きで風が来ているのかは分からないけどビニールが波のように諸行無常の動きを繰り返していること、不思議な点が多く見入ってしまう作品でした。

この作品、歩くことができる境目あたりを歩きながらずっと波を見つめていると。

襲い来る津波のように見えるんです。

しばらく眺めているとこの波がこちら側にはこないことを知っているので、メタ的にこちらには来ないことを知っている、津波

実際に津波の被害に遭われた方は、こんな風に襲ってくる波をご覧になったのではないか、と考えてしまいます。
足がすくみます。

津波の疑似体験の意味もあるのではないかと思ったら、説明には特に何も書かれていなかったので、アーティストの意図するところではないのかもしれませんが……。

諸行無常の美しさと共に畏怖も感じる作品でした。

ほかにも様々な作品があり、楽しかったです。

イヴ・サンローランに行かれる際はこちらもぜひ!