*SAKULIFE*

音楽と桜とミルクティーが好きな社会人が、日々の想い出やお気に入りをしまっておく宝箱。

キイロトアカ。

AKIHIDEさんの連載のために、毎月いただいているTOWER RECORDS発行のフリーペーパーTOWER PLUS。

先日整理していたのですが、見返してみると、かわいい広告がたくさん。
そちらの広告をリメイクして、ライブのチケットを貼っているチケットえほんの表紙を作りました。

リラックマ


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毎年コラボしている気がするリラックマコラボ✨

元はこの広告でした。


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かわいい。

折り返し


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折り返し部分(そで、というらしい)にもリラックマ貼ったの。かわいい

中表紙

中表紙はキイロイトリ


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かわいい。

元はこちら。

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この年はキイロイトリフィーチャーな年だったんですね。

裏表紙

ちなみに裏表紙。
色画用紙の長さが足りないので、いつもバイカラーになるんですが。

タワレコと言えば黄色に赤ですよね。

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うん。

どう見ても マクド

そして今日作ったものではないのですが、すごくお気に入りの表紙があるので見てください。笑

ペコちゃん

タワレコのセール、ペコちゃんコラボだった年があるんです✨
ペコちゃん叔母が昔から好きで、わたしも影響されて好きなんですよね。

それを活用したのがこちら!

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これね、力作なのよ。

元はこちらなんですが、

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かわいいよねえ!

この年、コラボのミルキーが発売になったんです!
そのパッケージがこれなんですが、ミルキーフォントの「no music, no life」がかわいすぎて、めっちゃ頑張って赤の画用紙くりぬいた記憶があります。。。笑

ちなみにこのえほん、まだ中表紙がありません笑
これ!というのが浮かばなくて……また考えます!

 

裏表紙

ちなみに裏表紙。
ペコちゃんのリボンが紺色なので、紺色にしたのですが…。


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うん。

どう見ても TSUTAYA

チケットえほんの中身

ちなみにタワレコシリーズの表紙のえほんの中身は、BREAKERZやAKIHIDEさん以外のチケットを貼っています。
しかし最近はライブがないので、なかなかページが進みません…。

直近のページはこんな感じです。


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2020年2月のたざわさん。
感染拡大前に行った最後のライブは実はたざわさんです。

そして、次のページ。


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宝塚。
世界が変わったのか?!くらいの勢いの突然の宝塚。
それも3枚!

リラックマコラボのマスキングテープ、めっちゃかわいいです。

その次のページ。


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次のページも宝塚。
花組のチケットも手元にあるのですが、来月行く予定の月組を隣に貼りたい、しかし月組無事に行けるか分からない………!ので、ひとまず置いてます😿

無事に行けますように……。

この1年

この1年は配信ライブばかりで、宝塚以外は去年12月のAKIHIDEさんのライブにしか行けておらず…。

もうほんとびっくりなことに、わたしさきほどのたざわさん以来ライブハウスに足を運んでいないんです。

それと同時に、チケットえほんを作ることもなくなって、マスキングテープ売り場に行ってもあまりときめかなくなってしまって。
ほんとにいろんなことが変わってしまったなぁ……と思います。

でもひさびさにこうして作業に没頭できる時間ってやっぱり楽しいです。

以前、ポスカホリックの記事を書きましたが、ポスカホリック最近売ってないみたいなので、ポスカホリックも絵本ノートに切り替えないとだめかな?と考えています。

無印良品の絵本ノートは、これからもなくならないでほしいです~!!!


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並べてもかわいい。

『パラレルワールド・ラブストーリー』

パラレルワールド・ラブストーリー

『パラレルワールド・ラブストーリー』

公開時からほんのり気になっていた『パラレルワールド・ラブストーリー』。
Amazon Primeで発見したので視聴しました。

目が覚めるたびに変わる2つの世界。

玉森くん主演の映画。
ある世界では、真由子(吉岡里帆)は自分の恋人。
しかし、もうひとつの世界では、真由子は親友の智彦(染谷将太)の恋人…。

どちらが真実の世界なのか?…………というお話。

ファンタジー要素のあるラブストーリー(だと勝手に思いこんでいた)ので、てっきり「いま、会いにゆきます」的なエッセンスのお話だと思って観始めたら、not ファンタジー、butミステリー。
全然(パラレルワールド・)“ラブストーリー”じゃないじゃん!と思っていたら、エンドロールを観て驚いた。

原作東野圭吾だったのか。

東野圭吾が「パラレルワールド・ラブストーリー」なんてタイトルの作品を書く時点で疑わないといけなかった。
というか、東野圭吾と知って観ていたら、最初から東野圭吾が「パラレルワールド・ラブストーリー」なんて言う時点で何かがおかしいと疑いながら観ていた気がする。(東野圭吾への印象どんなんなん)
CMで観ていた頃は原作東野圭吾って出てたんだろうけど忘れていたわ。(そういうの多過ぎ)

という訳で、とてもサイエンスミステリー。(そういう分野があるのかは知らない)
見応えがありました。

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ここからは物語の核心にも触れていきます。

目が覚めるたびに変わる2つの世界。

このイントロダクションからしてもうミスリードだった、ってことですよね。騙された~!
結末を知ってから見返すと、また新たな発見がありそうです。

ファンタジー要素のあるラブストーリーではなく、ミステリーであると気づきはじめてからは、わたしの中では登場人物の恋愛模様どころではなくなってきて………
もう、吉岡里帆がどっちの彼女でもいいから玉森くんは自分の記憶を心配した方がいいんじゃない?!とずっと思いながら観ていました。

そのため、玉森くんと吉岡里帆の行方は途中からどうでもよくなってしまい、感情移入できる登場人物がいなくなり、クライマックスの玉森くんと吉岡里帆の会話のシーンはポカーンとしたまま観ました。

様々な謎や違和感がつながっていく様は見応えがあったのに、最後に“ラブストーリー”に寄せようとして無理が出た感………。

自分が恋愛から距離を置きすぎてこんな冷めた目で見守っているのかなと思うと自分の枯れ具合がちょっと情けなくなったけれども。いや、でも染谷将太のことを思うと玉森くんと吉岡里帆を応援しながら観るのも違うしなぁ……。あのシーンで玉森くんと一緒に泣ける人はどのくらいいるんだろう……。

🌼

玉森くんと染谷将太の後輩役で清水尋也くんが出演しています。

最後まで明かされなくて気になった点がひとつ。 

それは、篠崎くん(清水尋也くんの役)の安否。


ねえ篠崎くんの安否は??!!!??!!!


ってエンドロールを迎えました。笑

絶対死んだと思ってたから死んでなくてよかったけど、無事に目覚めることができたのだろうか………。
そこだけ気になる。

清水尋也くん、『妖怪人間ベラ』ではえらい死に方だったから、『パラレルワールド・ラブストーリー』では目覚めていることを祈ります……。

『嘘を愛する女』

嘘を愛する女

『嘘を愛する女』

 

5年愛した男は、すべてが嘘でできていた。

長澤まさみ演じる由加利は、高橋一生演じる恋人の小出桔平と同棲して5年。
ある日、桔平がくも膜下出血で昏睡状態に。
そこで初めて、由加利は桔平という名前も経歴も、すべてが偽造されたものであったことを知る。
桔平はいったい誰なのか。
なぜ、5年もの間素性を偽って生きてきたのか。

観終わってから調べていたら、なんと実話から着想を得た物語とのこと。
そういえば公開された時に調べていて、新聞の見出しをみた記憶があるかも。

2人の出会いは2011年3月11日。
帰宅難民となり体調を崩した由加利を、桔平が助けるところから始まる。

あの頃、震災をフィクションの題材として扱うことは、なんとなくタブー視されていたような気がする。
わたしの気のせいなんだろうか。
そして、初めて、フィクションの中で大きく震災を取り上げたのは、『あまちゃん』ではないかと思っている。
あまちゃん』観てないけど。
あまちゃん』あたりから、少しずつ、震災をフィクションで取り上げる作品が増えていったような印象がある。

嘘を愛する女』も、そのひとつなんだな、と思う。

あと数年もすれば、コロナもフィクションの題材になっていくんだろうな、と思った。
その度に、わたしたちはコロナのことを思い出しては心の縁がひりっとするのだろう。
というかそうであってほしい。
数年後には、毎日毎日ニュースで取り上げられる現在進行形のものではなく、“思い出して”“心の縁がひりっとする程度の”過去になっていてほしい。

でも今はそんな未来がとても描けないくらい、先行き不透明。

話を戻す。

由加利が調査を依頼する探偵事務所の一員役で、DAIGOくんが出演している。
びっくりした。
又吉かと思ってよく見たらDAIGOくんでびっくりした。
DAIGOくんのお仕事、把握できてなさすぎでごめんなさい。
(おそらく出演時には把握してるのだけど観ないまま忘れている)

この役がなぜDAIGOくんにオファーがきたのか不思議なくらい、DAIGOくんは又吉ヘアだったけど、すごくいい演技だった。

そして秋元才加出てるやん!と思いながら観てたら秋元才加出てなかった。
iPhone8の小さい画面で観てたとはいえわたしの視力よ。
眼鏡かけてなかったんだろうか。それすら覚えてない。

そして、明かされる高橋一生演じる桔平の秘密。
抱えていた過去は想像以上のもので、そちらに気がとられてその後の長澤まさみの涙にはついていけなかった。
けれども、救いがある、美しい終わり方の映画だった。

最後のDAIGOくんの台詞、よかったなぁ。

DAIGOくんつながりで『フォルトゥナの瞳』を観ようかな、と思ったらプライムになかった。残念。
ニセコイ』もなかったのよね。

ちなみに『貴族降臨』はWOWOWで5月に放送があるようです。
名探偵コナン漆黒の追跡者』も。笑

『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』

ヒキタさん! ご懐妊ですよ

『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』

Amazon Primeにて視聴しました。

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49歳の男性作家と、歳の離れた妻が不妊治療に励む姿を描いた『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』。

ご主人を松重豊さん、妻を北川景子さんが演じられています。
タイトルがストレートなので、観るのをためらってしまっていましたが、観てよかった。

いつかは子どもがほしいと思っている女性はもちろん、特に男性にご覧になってほしい映画でした。

不妊治療って具体的にどんな治療をされているか、どんなステップを進んでいくかって、実際に治療を始めてみないと分からないことばかりだと思うんです。

この映画は、不妊治療がどのようなステップを辿っていくかが丁寧に描かれているので、とても勉強になります。
(わがままを言うなら、どこまでが保険が効いて、どこかは自由診療になるのか、というところも描いてもらえたらもっと勉強になったな~と思いました。
今後保険適用範囲が広がる可能性もありますし、治療が進むにつれ、高額な費用になることは取り上げられていましたが)

「いつかは子どもがほしい」
と思っている方だけでなく、
「子どもは(もう)いらないよ」という方にもぜひご覧いただきたいです。
自分自身は子どもがもういたり、いらなかったりする方もいると思うのですが、周りに不妊治療をされている方がいらっしゃる方もいるんじゃないかと思います。
そんな方が、どんな大変な治療をされているのかを、知るきっかけになると思います。

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独身で子どもを産んだことがないわたしがえらそうに語りはじめてすみません。

いつからだったかな。
一昨年の冬くらいからずっと、フォローし、勝手ながら見守り続けているInstagramのアカウントがあるんです。
友だちに教えてもらって、投稿を見るようになりました。

福岡にお住まいのその方は、ご主人と、ずっと不妊治療を続けられていて、その様子を漫画でInstagramに投稿されています。
わたしがフォローし始めたとき、すでに、1年以上治療を続けられていました。

日記は少しずつ更新されます。
わたしは、次こそは、次こそは…!と、願いながら更新を待ち続けてきました。

でも、まだ、その方は授かれていません。

それどころか、体外受精にチャレンジしても授かれず、今はタイミング療法にステップを戻して不妊治療をされています。

勝手に見守っているわたしですら、つらい。

次こそは、次こそは…と思いながら、数万単位の出費が続いていく……。

気持ちもめげそうになるし、しかもお金も出て行くし………。言葉になりません………。

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わたし自身、子どもは生きているうちにひとりは欲しいなとは思ってはいるのですが、この年齢になっても独身だし、結婚の予定もないし、このまま行くと高齢出産まっしぐら、その前に不妊治療まっしぐらな気がしてしまっています。

これであっさりと妊娠したらすごく角が立つのだけれど、予定はないので安心して?ください。

そもそもわたしの人生は大学受験も就職もつまずかないことには前に進めないように神様が道を用意してくれているみたいなので、絶対にそこでもつまづくと思うのです。言霊のことを考えるとあんまり言語化してしまうものでもないのですが、現に未だに独身だし遺伝的にも体質的にも危険信号だし。
妊娠の前の結婚でどんつまづきまくっておるのです。

話がそれましたが、仕事でも不妊治療について聞くことも多く、気が早いのですがいろいろ知っておきたいな、と思い、思い切って映画も観ることにしたんです。

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ようやくここから映画のお話です。

『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』は、松重豊さん演じる49歳の男性作家ヒキタクニオさんと、北川景子さん演じる歳の離れた奥様サチさんが不妊治療に励むお話。

男性不妊のお話ですが、なかなか妊娠できなかったり、妊娠しても心音が聞こえなかったり(これは、Instagramを拝見していて実際にあったことだったので本当に悲しかった………)と、妊娠して無事に生まれることって、奇跡の積み重なりの結果なのだなと………思います………。

実際、先日会社の先輩にお子さんが生まれたのですが、生まれる1ヵ月前に奥様が入院されていたりして、ほんとに無事に生まれてよかったです…。
お子さんはよく写真を見せてもらっているのですがとてもかわいいです。

ほんとに生命の誕生って奇跡………。

🌸

ただ、男性側が妊娠したら終わりー!!!とばかりにビール飲んでるのにはちょっと違和感を覚えました。
妻の方は妊娠したら授乳終わるまで飲めないんだし、せめて妊娠中は一緒にアルコール控えたらいいのに、と思ってしまいました。
男性の現実ってそういうものなのかなぁ。
そうなんだろうなぁ。

あと、突然クズと化した濱田岳がその後どういう選択をしたのか気になりました……。
話のテーマと逆行しすぎるからカットになったのかな……。

🌸

タイトル、『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』ってストレート過ぎるよって思ったけど、もうこれくらいストレートじゃないと不安で不安で観られたものじゃないです。

タイトル見れば、
「最終的に妊娠できる話なんだな」
って思えるじゃないですか。

お医者さんが
「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」
ってタイトル言った瞬間めっちゃ泣きました。
受付の看護士さんと一緒に泣きました。

でも、現実は、ヒキタさんと同じ治療をしても、授かれないご夫婦がたくさんいらっしゃるんですよね………。

🌸

映画にこんな台詞があります。

「公平っちゃ、公平ですよね。
どんな年齢でも、どんな仕事でも、どれだけ頑張っても頑張らなくても、子供が欲しくても子供が欲しくなくても関係なく、できる人にはできる。できない人はできない。
こんな公平なこと、ないっちゃ、ないですよね。」

これは、序盤に登場する授かれなかったご夫婦のご主人の台詞なんです。
わたしにはこれが公平だとはとても思えないよ、神様。

このご夫婦のその後が、その後少しだけ描かれていて、わたしは台詞のないそのシーンだけで泣きました。

🌸

映画では、まさかの生まれるまでは描かれないのですが、できれば生まれた赤ちゃんを一目見たかった………。
生まれるまで、不安よ………。

そんなの言い出したら、生まれた赤ちゃん首座ってないし怖いし、赤ちゃんは歩いたと思ったらすぐ走り出して飛び出すし………とか言い出したらキリないとは思うんですが………。
気を抜いたらすぐ死ぬ期間が長すぎるぞ、ニンゲン!

奥様を演じられた北川景子さんが、実際に娘さんを出産された後、
「産んだら終わりだと思ってた」
とおっしゃっていましたが、この撮影をされていたと知ってからこの台詞を聞くと、その意味がよく分かります。

産むまでも大変な道のり過ぎる。
そら産むのがゴールにもなるわ。

この作品を通して大変な経験をされたであろう北川景子さんが、こうして無事に娘さんをご出産されてママになられて、ほんとうによかったなぁと思わずにはいられなくなりました。

時間の経過のアイコンとして描かれる桜が毎年美しいです。
悲しい夜桜になってしまった年もあったのですが、最後には明るい太陽の下の満開の桜が見られてよかったです。

みんなに観てほしいです。

『劇場』

劇場

『劇場』

Amazon Primeにて視聴しました。

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小劇団を主宰する山崎賢人と、女優を目指して上京し、服飾の学校に通う松岡茉優の2人の物語。

原作は又吉の小説なんだね。
エンドロールで知った。

『夢を叶える人』が観れば感じ方は違うのだろうな、と思いながら観ていたので、原作又吉というのはなんだかすごく納得できた。

きっと、『夢を叶える人』、『夢を叶えようとしたことがある人』には、響くものがある作品なのだと思う。

大学生の頃から、
『夢を叶える人』と、『未来を築く人』の違いについてずっと考えてきた。
(細かいことだけれど、他人が『夢を追う人』と言うのはなんだか上から目線な気がして、わたしは『夢を叶える人』と呼ぶことにしている)

わたしは圧倒的に後者で、自分に『才能がある』と思ったことはないし、サラリーマンとして生きているわたしには、響けない作品だったかもしれない。

大学生の頃は、『夢を叶える人』ってすごいな、と思っていた。
『夢を叶える人』になるために、他の安定した選択肢を擲って、夢を追いかけられるのがすごいな、と思っていた。

わたしには追いかけたい夢もなければ信じられる才能もなかった。

でも、最近になって、『夢を叶える人』が、夢を叶えようと大多数の『未来を築く人』と違う選択をする瞬間って、もしかしたら“勢い”なんじゃないかと思うようになった。

“勢い”のまま走り出して、どこかで立ち止まる瞬間がある。
その、“立ち止まった瞬間”からはじまるのが、『劇場』なんだと思う。
だから、最初の台詞が
「いつまで持つだろうか」
なのだと思う。

もちろん、“勢い”のまま走り出せる夢や才能がその手にあることはうらやましくもあるし、自分には絶対できないまぶしさがある。

でも、
「いつまで持つだろうか」
から始まるこの映画の時間の経過はとても残酷だ。

さっきまで観ていた『マチネの終わりに』と違って、この映画は時間の経過が正確には分からない。
はじまりの2人の年齢もあまり分からない。

それでも、松岡茉優の髪は伸びるし、短くなるし、季節はめぐる。

途中、松岡茉優演じる沙希が年齢を言うんだけれど、そこで、はじまりの年齢は分からないけど、それなりの年月が経過していることを観ている者に気づかせる。

残酷だ。

女の20代がこんな風に過ぎ去ってしまうだなんて。

そう思ってしまうのは、わたしが『未来を築く人』だからなんだろうか。
わたしも結婚できてないから、うまく未来は築けていないんだけれども。

わたしから観たら、
『夢追う男に20代の貴重な時間を奪われた女の話』
に見えてしまう。

でもきっと、他の人が観たら、きっと見え方が異なるんだろう。

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ほんとに山崎賢人が屑過ぎて山崎賢人じゃなければ全部観られなかった。
山崎賢人山崎賢人で、序盤とか『グッドドクター』の湊先生のエッセンスを感じる瞬間があって、屑なのに許してしまいそうになるからやめてほしい。(無理言うな同じ人)

でも、山崎賢人の役柄も、『夢を叶える人』から見たら、「あるある」なんだろうか、とも思う。
わたしはしがないサラリーマンで、つい全部正論で話を突き通そうとしてしまうけど、正論だけで語ってしまうと、この映画は
山崎賢人が屑!」
で終わってしまう。

松岡茉優はほんとうに素晴らしい女優さんだと思う。
蜜蜂と遠雷』も『勝手にふるえてろ』も主演。どちらも好きな映画だ。
松岡茉優演じる沙希は、山崎賢人演じる永田からお財布をもらっただけで
「ありがとう~かわいい~」
と号泣してしまうくらい、永田に言わせると“感情に従順な”女の子。

そんな素直な沙希ちゃんが、時間の経過とともにどんどん荒んでいく姿を見ているのが見ていてつらい。

永田とともに上京し、劇団を旗揚げする野原役は寛一郎さん。
この端正な顔立ちのイケメンは誰………?と思っていたら、佐藤浩市のご子息らしい。

伊藤沙莉さんをこの作品で初めて認識。

そしてKing Gnu井口さん!
注意して観てたのに全然気づけなくて、雑誌の写真のカットで初めて気づいてちょっと笑ってしまった。

そしてそして超特急!
そういえば話題になってた!
完全に忘れてた!
「Billion Beats」!
タカシくんの歌声!

しかし、出てくるのが割と終盤で、永田と沙希の会話の内容が、全然Happy Beatで♪じゃなさすぎて悲しすぎた………。

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ここからは、物語の台詞にも触れていきます。

松岡茉優ちゃん演じる沙希に肩入れしてしまうと、観ているのがつらいなぁと思う。

山崎賢人屑すぎてひどい。
「人の家の光熱費払うのってどうのこうの」でわたしが沙希ちゃんの代わりにブロック(レゴじゃなくて石で重いほう、映画に出てくる)で山崎賢人の頭殴りたくなった。
(『マチネの終わりに』からわたしすごい怒ってるけど、日常生活でこんなに怒ったり苛々することあまりないので、映画を観る方が怒ること増えて、不健全なのでは?と思い始めている)

途中から意図的かわからないけど劇団の描写が全くなくなって、ほんとに演劇続けてるのかただのニートなのかよく分からなくなってきていたし。
(井口さんの台詞的に劇団も小休止的な感じになってしまっているのかな)

途中の野原の台詞
「周りから『才能がある』と思われてないことには気づいてる?」
これは厳しい言葉だけれど、言葉選びには最大限のやさしさがあると思う。

だって、
「周りから『才能がない』と思われてることには気づいてる?」
じゃないから。

“才能”ってなんなんだろうね。
“才能”って言葉が人を惑わせ迷わせている気がする。

本当はこの世のどこにも“才能”なんてものはないのかもしれない。

どこにもないものを探すから、みんな惑うし迷うのかも。

最後の沙希の台詞で、それまで見えなかった沙希の想いが初めて分かる。
最後の最後で。

「いつまでたっても何も変わらないじゃん。
でもね、変わったらもっと嫌だよ。だから仕方ないよ。
本当は永くんなんにも悪くないんだもん。
何も変わってないんだからさ。
勝手に歳をとって、焦って変わったのは私の方だから。
だからどんどん自分が嫌いになってく。ダメだよね」

相手は何も変わってなくて、わたしの方が変わってしまった…………というのに身に覚えが(自分の身ではないんだけど)ありすぎた…………。

永くんなんにも悪くないことは、ないよ………。
絶対にないのよ………。

「わたしはずっと、諦めるきっかけを探してたんだよ。
何も悪いことしてないのにずっと変な罪悪感みたいなものがあったからさ。
永くんのおかげで、惨めな気持ちじゃなくて東京を楽しい気持ちで歩けたんだよ。
永くんがいなかったら、もっと早く帰ってた。絶対」

そうか、このお話は“東京”という哲学を内包していたのか、と思う。
“東京”は夢であり哲学であり物語なんだなぁと思う。
地方在住のわたしには、その気持ちはわからん。

アパートの壁ぱたんぱたん倒れた演出美しかったけど驚いた笑

エンドロールの演出も好きだし、野原はもちろん青山が戻ってきてくれているのを知ることができたのもよかったなぁ。

あの後、沙希ちゃんはどうしたんだろう。別のシーンで劇場の入り口に立って挨拶してたしきっと永くんにまた会えたよね。

散々山崎賢人が屑だと言ったけど、ラストシーンで劇中劇を演じてる山崎賢人の表情を観ていると、惹きつけるものが絶対にあるし(そりゃ山崎賢人だからそうなんだけど)、これまでの全部が許せてしまいそうな輝きを見いだしてしまって、また沙希ちゃんとうまくいけばいいのに、と思わずにはいられなくなってしまいました。

山崎賢人、罪…………。

しかし、ブロック(レゴじゃなくて石で重いほう)が何かの伏線で、最後にどちらかがどちらかの頭をブロックで殴って終わるバイオレンス作品だったらどうしようかと、ブロックが出てきたときにずっと思っていたので、そういうことはなくてよかった。そういえばあのブロック最後どうしたんだろうか……。

『マチネの終わりに』

マチネの終わりに

『マチネの終わりに』

Amazon Primeにて視聴しました。

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タイトルからして、惹かれるこの作品。
前々から気になってはいたのですが、ついに拝見することができました。

『マチネの終わりに』というタイトルから、舞台のお話かと思っていたら、福山雅治演じる世界的クラシックギタリストと石田ゆり子演じるジャーナリストのお話。

舞台を観に行く機会はそう多くないので、“マチソワ”という言葉を思い出さないとどちらがマチネでどちらがソワレか分からなくなる。
『マチネの終わりに』って昼公演の終わりということなんだね。
きっとこの日はソワレのない公演日なんだろうなぁ、と思いました。
2回公演の日の“マチネの終わりに”は、あまりに時間が短すぎる。

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物語中で経過する6年という歳月の中で、舞台はパリ、マドリード、東京、長崎、ニューヨークと4都市を巡ります。

序盤は6年前(劇中では2013年)のパリということで、バタクラン劇場をはじめとする同時多発テロ事件や、シャルリー・エブド襲撃事件をベースとしているのかな?という描写があり、心が痛みます。
(実際の事件は2015年の出来事ですが…)

パリやニューヨークの美しい町並みと、台詞のひとつひとつが印象的な映画でした。

序盤の福山雅治演じる薪野の台詞

「人は変えられるのは未来だけだと思い込んでるけど、実際は常に、未来が過去を変えているんだ。
変えられるともいえるし、変わってしまうとも言える。
つまり、過去って言うのはそれぐらい繊細で、感じやすいものなんじゃないですかね」

というのが、この作品に一貫して通ずるテーマ。

6年間の月日の中での出来事も、未来によって変えられる。
そんなメッセージを持っています。

クラシックギタリストの物語ということで、全編を通して使われているクラシックギターの音色がとても美しいです。
劇中では3人のギタリストの演奏が登場しますが、ギタリストによってこうも音色が異なるものかととても驚きました。

わたしは普段、クラシックギターの音色を聴くのはAKIHIDEさんの音色が圧倒的に多いですが、AKIHIDEさんの音色とも異なっていて新鮮でした。

「未来は過去を変えられる」というのは、「終わりよければすべてよし」とも言い換えられるのか……。

美しい景色が印象的な映画でした。
また、海外に行きたくなります。


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ここからは物語の中身にも触れつつ………。

「未来は過去を変えられる」

とはいえ!
とはいえ!

とはいえですよ!!!

と言わずにはおれない………笑

序盤は石田ゆり子演じる洋子とともに、テロで亡くなってしまうフィリップの死に心を痛めていたのに、途中の桜井ユキ演じる早苗の巧妙なすれ違いの細工に腸が煮えくり返りすぎて、それどころではなくなってしまいました……。(以下愚痴です)

すれ違いの細工があまりに抜かりなく手が込みすぎていて退きました。
そしてやってることエグいのに泣くな。
泣いたら許されると思ってるやろ。
わたしは許さないぞ。

しかも4年後には結婚して子どもまでいて、敬語だったのにふつうに話すようになっているのにも退きました。
4年の間にどんな展開があったのか知らんけどあまりにもちょっとそれはない。
しかも子どもが何歳か分からんけどおおきい。3歳くらいに見えてしまいました。
ということは…?展開早くない?

福山雅治福山雅治ですよ。なんでやねんすぎる。
そら事実を知ったときグラス割るレベルで叫ぶわ。
わたしなら吐くかもしれない。

一方、もはや伊勢谷友介はいいやつに思えました。
結果的に離婚したけどしかたないと思います。

早苗は「薪野のため」とか言うけど、いや自分のためやんと思う。
何正当化してんの。

結局言うたのも自分が良心の呵責に耐えられなかったせいやん。
自分のためやん。
何正当化してんの。

てか良心の呵責ってなんやねん(あんたが言い出したんや)
泣くなら言うなら最初からやるな!
「幸せです」ってなんやねん気持ち悪い!!!!!!

よくあのメール送った後ノコノコと薪野の元に帰ってきたな、と思います。

腸が煮えくり返りすぎて途中から話が頭に入ってきておりません。

過去は未来によって変えられても、お互いに子どもがいる以上
「再会できて良かったね」
という話にはならんと思うのですよ……。

こういう女が勝つ世界、わたしには容認できん、できんよ…………。

結末の後、ふたりはどんな選択をしたのでしょうか。

テロというセンシティブな題材が扱われているにも関わらず、結局ひとりの女の細工により2人がすれ違ってしまうことに腸が煮えくり返っている自分自身に罪悪感を感じる映画でした………。

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2021.5.5 19:10追記

『マチネの終わりに』、なんとなく『冷静と情熱のあいだ』っぽい作品なのかな~と思いながら観始めた、ということを書こうとしてやっぱりやめたのだけれど、視聴履歴に基づくおすすめで『冷静と情熱のあいだ』が出てきた。

江國香織の方の原作の方だけ読んで、結末が当時高校生?くらいのわたしにはちょっと受け止めるには悲しくて、辻仁成の方は読めなかったなぁ。

映画は竹野内豊が主演なのか~。
映画もプライムで観られるようだしまた観てみようかな。

冷静と情熱のあいだ

『冷静と情熱のあいだ』


冷静と情熱のあいだ』の結末は悲しかった、という記憶が深く刻まれているので、『マチネの終わりに』はそれよりはよかったかな、と思った。

さらり映画録。Vol.1

映画って、腰を据えて2時間半しっかりと観ないといけないような気がしてしまう。

もちろんそれが理想的なのだけれど、それが弊害になってなかなか映画を観る時間が作れないのがネック。
Amazon Primeには膨大な選択肢があるのに、なかなか再生ボタンを押すことができない。
金曜ロードショーをあまり観ないのも同じ理由。

だからわたしは、誰もが観ていそうなヒット映画も全然観ていない。
この30年弱でどれだけの文化の機会損失があったのかと思うと目眩がする。
もう少し、身軽に映画を観られたらいいのにね。

そこで、昨日は“前々から気になってはいたけど観られていなかった”映画を、作業をしながらながら見で観ていくことにした。
映画には申し訳ないけど、ながら見でも観たのと全く観ていないのとでは全然違うから。

というわけで、「続けていきたい」という意思表明とともに、こういったさらさらと観た映画たちを、これからは「さらり映画録」として残していきたい。

昨日観たのは2作品。

テルマエ・ロマエ

テルマエ・ロマエ

テルマエ・ロマエ


面白かった。
舞台は135年のローマと現代の日本を行き来する。

ローマは史実に基づく人々が登場。
世界史で聞いた名前がたくさん出てくる。
ここでも「アウグストゥス」を思い出す。
135年はオクタウィアヌスアウグストゥスの称号を得てから少し先のお話。
「私をくいとめて」にもローマが出てきたし、最近ローマづいている。

上戸彩ラテン語ペラペラになって意志の疎通が図れるようになったのおもしろすぎた。
猛勉強したんだろうなぁ。すごい。


『一度死んでみた』

一度死んでみた

一度死んでみた


これも気になっていた作品。
広瀬すずデスメタルバンドのボーカル。
出てくる曲いい曲。広瀬すずが全力で折りたたみしてる。
立てているのは中指じゃなくて人差し指。
そういう平和な姿勢をとても推したい。

すごく面白かった!

ながら見だったせいで豪華キャストに全然気づけなかったのが残念。佐藤健とかいたのか!
笑って泣いて(※わたしは涙もろい)なんでやねんと突っ込みつつ楽しめるいいお話だった。

テーマは
「気持ちは言葉にしないと伝わらない」
という、シンプルなもの。

そんな変わったことを言ってるわけではないけど、いい映画だったな~。

「スーパーサラリーマン左江内氏」の時も思ったけど、堤真一、かっこいいのに頼んないお父さんになれるのすごいなぁ。

残りのGWで、『マチネの終わりに』と『窮鼠はチーズの夢を見る』が観たい!
これは腰を据えて観たいなぁ。