2024.7.14(Sun)
カルティエと日本
半世紀のあゆみ
『結 MUSUBI』展
― 美と芸術をめぐる対話 ―
at 東京国立博物館 表慶館
行ってきました!
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先週のディオール、
先日のティファニーに続き、
今週はカルティエ展に行ってきました!
カルティエのきらびやかなコレクションを見られるのかと思いきや、そのタイトルの通りカルティエと日本を結ぶ縁の展示や、カルティエ財団が支援している現代アーティストの作品なども多く、想像とは少し異なる展覧会でした。
カルティエ財団がアーティスト支援に力を入れていること、全く知らなかったです。
入ると目に飛び込んでくるのが、様々な空の色。
渋谷翔さんが47都道府県を旅して観た空の色をそれぞれの地方新聞の一面広告に出したんだそうです。
その作品たちが一同に集結。
わたしは南日本新聞の空が好きでした。
さきほどの写真の左上。
みんな、地元の空をさがしたりとおもしろい。
そこからはカルティエの持つ日本のコレクションの展示から、それに影響を受けたカルティエのコレクションの展示へ。
日本のコレクションは写真に収めた上でそのほとんどが売りに出されてしまったそう。展示されているのはわずかに手元に残ったものとのこと。
ミステリークロック。
なぜミステリーなのかというと、真ん中の針がどうやって付けられているか分からないかららしい。たしかに石の中で宙に浮いているように見える。
上にビリケンさんが鎮座しているのだけれど写真が悪くて目立たない😂
デスクセット?すごく細かい。
万年筆置いてあるけどおいそれとここに文房具置こうと思えんよね。
(ちなみにこれ光るらしくて、後ろにコンセントとコードついてる笑)
壁に描かれた絵とプロジェクションマッピング。
これこの写真だとよくわからないけどよく見ると女性の身体の上に咲いた花なのよね。食虫花?
ちょっとグロテスクかもしれない。
春日大社の藤。
藤をモチーフにした作品も。
りんごの木。
桜や梅の美しさも影響を与えているよう。
キラキラの蛇。
甲冑技術を応用してこれびよーんて伸びるらしい。
最後はカルティエ財団が支援する?現代アーティストの作品がたくさん。
ビートたけしや香取くんの作品もありました。
イッセイミヤケの服とかも。
上から見た空の展示。
表慶館、初めて来たけど建物も美しかったな~。
建物の入り口にワゴンがあり、またラテでも売ってるのかと思ったらSNSキャンペーンでお花がいただけると聞いて帰りに参加したいなと思っていたら、帰りにはなくなってしまっていて残念。
「結」のロゴ、キリコっぽいとかテキトーなこと言ってたけれど、最後の方で出てきた
「手塚治虫っぽい」
というのがいちばん近いなと思いました。
手塚治虫っぽいフォント。
💎
グッズはポストカードを購入。
ティファニーブルーみたいな色味のポストカードばかり買ってしまったなと思いました💦
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ティファニー、ディオール、カルティエと来て、ブランドの展覧会戦略も自身のブランドに還元するためのノウハウが共有されつつあるのかな?なんて先週は思っていましたが(だって先週のディオールはあまりにプロモーションに振り切っていたからね)、展覧会の立ち位置はブランドによって様々なのだなと感じました。
今回のカルティエは、イヴサンローラン展と同じく一般的な美術館の展覧会に近い形で、グッズもお手ごろなオリジナルグッズがたくさん販売されていました。
何より驚いたのが展示の内容で、体感
1/6 日本のコレクション
1/2 カルティエのコレクション
1/3 現代アーティスト作品
というイメージで、最後は現代アーティストの作品で終わるのでカルティエの展覧会というより現代アートの展示を訪れた鑑賞後感でした。
今回の展示は博物館での開催。
たしかに博物館で開催されることが納得の展示でした。
思い起こしてみれば、
ディオール…無料・プロモーションに特化
→六本木のちょっと歩くミュージアム
と、展覧会の内容によって箱も変わるのだなと感じました。
三者三様で興味深いです。
これからもブランドの展覧会は増えていくのかな~?
結構どこもやった気がするから少しは落ち着くのかな。
またどこかで開催されたらまた行ってしまいそうです。