*SAKULIFE*

音楽と桜とミルクティーが好きな社会人が、日々の想い出やお気に入りをしまっておく宝箱。

『嘘を愛する女』

嘘を愛する女

『嘘を愛する女』

 

5年愛した男は、すべてが嘘でできていた。

長澤まさみ演じる由加利は、高橋一生演じる恋人の小出桔平と同棲して5年。
ある日、桔平がくも膜下出血で昏睡状態に。
そこで初めて、由加利は桔平という名前も経歴も、すべてが偽造されたものであったことを知る。
桔平はいったい誰なのか。
なぜ、5年もの間素性を偽って生きてきたのか。

観終わってから調べていたら、なんと実話から着想を得た物語とのこと。
そういえば公開された時に調べていて、新聞の見出しをみた記憶があるかも。

2人の出会いは2011年3月11日。
帰宅難民となり体調を崩した由加利を、桔平が助けるところから始まる。

あの頃、震災をフィクションの題材として扱うことは、なんとなくタブー視されていたような気がする。
わたしの気のせいなんだろうか。
そして、初めて、フィクションの中で大きく震災を取り上げたのは、『あまちゃん』ではないかと思っている。
あまちゃん』観てないけど。
あまちゃん』あたりから、少しずつ、震災をフィクションで取り上げる作品が増えていったような印象がある。

嘘を愛する女』も、そのひとつなんだな、と思う。

あと数年もすれば、コロナもフィクションの題材になっていくんだろうな、と思った。
その度に、わたしたちはコロナのことを思い出しては心の縁がひりっとするのだろう。
というかそうであってほしい。
数年後には、毎日毎日ニュースで取り上げられる現在進行形のものではなく、“思い出して”“心の縁がひりっとする程度の”過去になっていてほしい。

でも今はそんな未来がとても描けないくらい、先行き不透明。

話を戻す。

由加利が調査を依頼する探偵事務所の一員役で、DAIGOくんが出演している。
びっくりした。
又吉かと思ってよく見たらDAIGOくんでびっくりした。
DAIGOくんのお仕事、把握できてなさすぎでごめんなさい。
(おそらく出演時には把握してるのだけど観ないまま忘れている)

この役がなぜDAIGOくんにオファーがきたのか不思議なくらい、DAIGOくんは又吉ヘアだったけど、すごくいい演技だった。

そして秋元才加出てるやん!と思いながら観てたら秋元才加出てなかった。
iPhone8の小さい画面で観てたとはいえわたしの視力よ。
眼鏡かけてなかったんだろうか。それすら覚えてない。

そして、明かされる高橋一生演じる桔平の秘密。
抱えていた過去は想像以上のもので、そちらに気がとられてその後の長澤まさみの涙にはついていけなかった。
けれども、救いがある、美しい終わり方の映画だった。

最後のDAIGOくんの台詞、よかったなぁ。

DAIGOくんつながりで『フォルトゥナの瞳』を観ようかな、と思ったらプライムになかった。残念。
ニセコイ』もなかったのよね。

ちなみに『貴族降臨』はWOWOWで5月に放送があるようです。
名探偵コナン漆黒の追跡者』も。笑